良さそうな物件を見つけると、次は内覧です。
しっかり見ておくべきポイントはたくさんありますが、
この記事では、共用部で確認すべきポイントを10つ紹介します。
内覧時は、部屋の中だけでなく、マンション敷地内と周囲をぐるっと見て回りましょう。
実際に見ないと分からない情報を得ることができます。
管理状況・民度
マンションがきちんと管理・運営されているか、また、住民の民度を確認できるポイント6つを紹介します。
1.掲示板
エントランスやエレベーターホールに設置されている、住民向けの掲示板。
様々な情報を得ることができます。
古い情報がいつまでも掲示されていないかも確認しましょう。
・苦情やトラブル
今起きているトラブルや苦情を知ることができます。
夜間騒音、決まった曜日以外のゴミ出し禁止、共用部ではペットは抱っこするかケージに入れましょう、など
・管理組合で議題に上がっていること
議題に上がった事柄についての、決議内容や進捗状況を知ることができます。
管理費や修繕積立金の値上げ、共用部の使用ルール変更、など
・各種イベントの案内
消防訓練、地域の盆踊り、自治会の懇親会、など
2.日常の管理状況
・郵便受け近くのゴミ箱がチラシで溢れていないか
・廊下や階段、エレベーター内
ゴミが落ちていないか、鏡が割れていないか、手すりの塗装が剥げていないか
・庭や植木がきちんと手入れされているか
3.ゴミ置き場
ポイント
管理状況と民度が分かりやすいです。
・ゴミ置き場がきれいか
回収のたびに管理人が清掃していると、床もきれいです。
・扉や柵があるか
回収までにカラスや野良猫がごみを荒らさないように対策されているか。
・指定日以外にゴミが出されていないか
民度が分かりますし、常態化していればルール違反を許しているということです。
4.自転車置き場
・自転車が整列しているか
・置き場以外に駐輪していないか
・駐輪されている自転車の種別
住民の年齢層が分かります。
子供を乗せる電動自転車、子供用、ロードバイク
5.住民がすれ違った際に挨拶してくれるか
6.不法投棄
敷地内にごみや自転車が不法投棄されている物件は、治安の面でも避けた方が良いです。
管理費がかさむ施設・設備
管理費や維持費がかさむ施設・設備を4つ紹介します。
1.エレベーター
定期的に点検やメンテナンスが必要。
しかし、戸数に対して少ないと、朝の通勤通学時間帯になかなか利用できない問題が起きます。
2.機械式駐車場
ポイント
機械式駐車場は金喰い虫といわれます。
機械式駐車場の寿命は15~30年ですが、その間に各設備の交換が必要です。
寿命を全うした際は、設備更新に高額な費用が必要です。
これらの費用は、駐車場使用料を収入源としていることが多いです。
しかし、住民の高齢化やカーシェア普及による車離れが進み、駐車場の空きが増えると、想定していた金額を集金することができなくなります。
すると、マンションの管理費や修繕積立金の値上げにつながることがありますので、車を所有せず駐車場を使用する予定がない方も他人事ではないです。
・停電
使用できなくなります。
復旧するまで車を動かすことができません。
・浸水
地下に車を収めるタイプの場合は、車が水没します。
3.共用設備
利用頻度や本当にマンション内に必要かを検討しましょう。
ロビー、ワークスペース、パーティールーム、ジム、プール、コンシェルジュサービス、来客用宿泊部屋
4.庭、植物
定期的に剪定が必要です。
建物内に花や植物を設置している場合は、日々のお世話や入れ替えが必要です。
まとめ
今回は、マンションの内覧時に共用部で確認すべきポイントを10つ紹介しました。
管理状況・民度で6つ、管理費がかさむ施設・設備で4つ。
物件探しに役立ててもらえると嬉しいです。
必ず確認することリストを持って内覧し、後から後悔することがないようにしましょう。